似て非なるもの・・・

何故こんなことを唐突に申すのかというと、

 

最近、ふと、師匠の言葉を思い出すことが多いのだ・・・。

 

まあ、小生にとって、師匠　＝　異星人！？(笑)

 

それぐらい、不可思議な感性の持ち主だったので、衝突というか？理解不能な言葉や、行動も多分にあり、内弟子当初は、毎日、空手を辞めたくなりました。（カタカナ用語は、単に間違えて覚えていただけの所もあったけど…(笑)）

 

しかし、数年経ってくると、落ち着き・・・。

 

亡くなって１５年も経つと、更に、師匠の言葉が、過ごした時間が、いかに貴重だったかが骨身に染入って、判ってくるものだ。

 

似て非なるもの・・・

 

今は、嘆かわしい限りの、似非者が、道衣を着て（コスプレ）審判服を着て、恰も本物っぽく！？(笑)横行している世界に、この身を置く。

下手したら、武道家は、絶滅危惧種？なのでは？と思えるほど寂しい限りです。

誤解を招いたら、ごめんなさい。まあ、小生を解る方たちには、理解出来ていると思うので、心配いりませんが・・・(笑)

以下の意味で申しているのです。

 

『 仏を造って、眼入れず 』

 

似て非なるもの・・・このフレーズなのです！

まさに師匠の言葉が、蘇ってくるのです。理解できる・・・今なら。

 

外見や、技術を論じている訳ではないのです。

師匠が小生に委ねたものが、このフレーズの

似て非なるもの・・・の、『手』

小生の核となる・・・細胞レベルの話です。

 

改めて、師匠の門下で良かったと・・・。

感謝します。

 

大衆ウケ　≠　本物・伝統派

 

尚且つ『 看板ニ、偽リアリ！』(笑)

 

『 伝承者　≠　実子 』

 

※誤解を招かないよう、以下、説明します。※

 

必ずしもそうではないということだけです！

 

『実子が、伝承者になるケースは、群を抜いて、多いのです！！』

歌舞伎、能芸等と、おなじです。

 

まずそこは理解しておいてください。

 

『 実子＝伝承者 』、当道場友好団体の先生の大半が、

正統派の『実子＝伝承者』なので…あしからず！

リンク先で、空手を習おう！（塾長推薦道場）

 

さて、では何故？

実子が伝承者となることが多いのかというと・・・。

理由は、意外と単純で、

寝食を共にする機会が、門弟よりも、必然的に多いため、

昼夜問わないといった、他人に教えるより時間の都合がいい！？

そして、遠慮なく出来る！？（間違って、殺したとしても！？・・・これは、大昔の話です！今は、親子でも、犯罪です！(笑)血族の為、た易く縁が切れない）！？

…といった、幾つかの好条件が、初めから用意されている環境であるが為、

実子が伝承者であることが多いのである！伝承者となる当の本人達にとっては、往々にして迷惑な場合が多々あるらしい・・・(笑)

 

・・・ですが、どんまいです！

 

・・・かくして、表題に戻りますが…。（どんだけ戻るんだよ！…ひとり突っ込み！）

（うちは、和道流ではありません。那覇手です！(笑)なんとか突っ込みって、和道流で、あったような？）

 

『 似て非なるもの …』どうか・・・ご注意あれ・・・！

 

師匠の言葉は、奥深いと・・・今もって、心留め置く日常であります。

 

手について、己についても、今一度、顧みたいと・・・。

 

今日は、一の日なので・・・。